君のために 舞う花吹雪

君と見る新しい景色に想いを委ね。

いつかの備忘録

(日付的に何者観劇後かな?)

 

映画って一生残るじゃないですか。どこの誰が観ても、同じ角度から映像として記憶される。でも演劇って、それを観た人の中でしか存在できないでしょ。何千通りの角度や空気、温度。そんな生きたものを観た人の記憶って、その人が居なくなればいつか消えてしまって。最後の一人も居なくなったら、この世から消えてなくなってしまう。写真や映像では残っていても、もう生きていない。粉々になって指の間をすり抜けて、今にも消えていってしまいそうな。貴方が魅せてくれる世界は、そんな儚くて危険なものなの。とてつもなくイケてる。だから胸を張って自慢していいんだよ。貴方が連れてきてくれた世界を観た人々が、貴方の呼吸や言葉に心を動かされ、涙を流し、決して忘れたくない記憶として保存する。いいなあ。羨ましいなあ。そんなことを考えていたら、日が昇ってた。